第1回 北区こどもプログラミングコンテスト結果発表

2019年1月27日(日)、第1回 北区こどもプログラミングコンテストを実施しました。教育委員会とNPOの共催として行われるプログラミングコンテストは都内初めてのことです。「ゆめをかたちにしよう」をテーマに、プログラミング作品を区内の小中学生から募集。
応募作品77作品の中から、優秀作品5作品の紹介と各賞の表彰を行いました。 つづきを見る...

最優秀賞・金メダル
『ジェスチャーで操り、壁を回避する車』
瀧下 桜介(中1)

micro:bitのLED明るさセンサーを使って手をかざすと影になりブレーキ、手を放して影がなくなると再び進む... さらに壁にぶつかるとバンパー(端子2)がタッチされ、回避してくれる という作品です


審査員コメント:◆身近にあるアルミホイル活用のアイデアがgood◆センサーを使わないで壁を回避する・・・発想と技能がすばらしいです!◆タッチセンサを自作できることに気が付いたことは大きい発見だったのでは?さらに特別なセンサを使わずに制御する方法を今後も試行錯誤されるとすばらしいです。◆作品の完成度に加えて作品紹介ビデオがわかりやすく好感がもてる。


副賞:スマート・スピーカー、Tシャツ、マイクロビット、日本マイクロソフト本社見学、図書カード

区長特別賞・銀メダル
『角度で音楽が変わるミュージックボックス』
今 想太(小4)

Aボタンを押すと音楽が鳴ります。ミュージックボックスを傾けた角度によって、3曲の音楽が流れます。(角度がLEDに表示されます) Bボタンを押すと音楽が止まります。


審査員コメント:◆ミュージックボックスを傾けると曲が変わるという発想がgood◆角度で音楽が変わるという発想に感激しました!ケースもかっこいい!◆MicroBitの限られたセンサーで、傾きを選曲に使うアイデア。関数などもちゃんと使っている。MicroBitむき出しでなく、ちゃんと筐体を作り作品として完成している。◆まずはボックスの造形がとても素敵です。コ―ドもシンプルに工夫していることが分かります。組み込んだものから思い通りの操作で音が流れる体験はすばらしいことと思います。


副賞:スマート・スピーカー、Tシャツ、マイクロビット、日本マイクロソフト本社見学、図書カード

優秀賞
『東西南北でコンサート』
石川 真緒(小3)

マイクロビットは東西南北を知ることができると教えてもらったので、メロディを聞くだけで東西南北がわかったら楽しいなと思いました。いっしょうけんめい楽ふからおんぷを一こずついれていくところがすごく大変だったけど、かんせいしたメロディをきいたらすごくうれしい気持ちになりました。


審査員コメント:◆メロディを聞くだけで東西南北がわかるという発想は、世の中のユニバーサルデザインに活用できるかもしれません◆MicroBitの限られたセンサーで、方位を選曲に使うアイデア。関数などもちゃんと使っている。◆地道な入力作業をがんばったことがわかります。達成感があったのではないでしょうか?音も繰り返し処理などすればもっと色々作れることが今後わかればより楽しくなるはずです。◆マイクロビットが東西南北をわかる、と知って、よくこの発想が生まれたと感心しました。


副賞:マイクロビット、日本マイクロソフト本社見学、図書カード

優秀賞
『ハッピーバースデー』
柏原 美優(小5)

お誕生日おめでとうのお祝いの気持ちを、いろんな雰囲気の音楽といろんな色のお花の光ファイバーで 盛り上がれるように、そして喜んで、楽しんでもらえるように、かわいいケーキに中にのせて、あらわしてみました。


審査員コメント:◆バースデーケーキを音と光で表現し、ハッピーバースデーを祝う発想がgood◆み〜さんの優しさが表現されている心温まる作品です。お花が光るのもすてきです。◆MicroBitのブザーを使って、音楽付きメッセージカードを実現するというアイデアはいい。バースデーケーキの形のケースもがんばった。◆ハッピーなライフハックになりますね。今後是非、家族や友達を驚かせてみてください。もっと楽しさが増しますよ。


副賞:マイクロビット、日本マイクロソフト本社見学、図書カード

優秀賞
『宝を取りに行こう 洞窟編』
本田 弘徽(小4)

scratchで作ったアクションゲームです


審査員コメント:◆難しいですが楽しめました。◆マリオ類似作は多そうだが、定義やクラウド変数の利用など高度なプログラミング機能を使っているし、チューニングもされている。いくつものステージを実装したのも評価できる。◆難易度もあり、本格的なゲームです。ちょっと難しすぎ・・・?◆キャラクタを動かし、ゲームをクリアすることに夢中になりました。◆シンプルなコードでよくできています。


副賞:マイクロビット、日本マイクロソフト本社見学、図書カード

審査委員賞 紹介動画

審査委員賞 紹介動画


審査委員賞『ピンポンゲーム』鈴木 煌明(中1)

予測不可能なピンボールゲームです。貴方はどれだけ跳ね返せるか?


審査員コメント:◆MicroBitの限られたインタフェースでピンポンゲームを実装するというアイデアがいいし、それを実現した設計もいい。ゲームバランスもいい。◆マイクロビットだけでどこまでできるのか?挑戦したのは高く評価できますね。


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


審査委員賞『かたむけてまがるラジコン』中村 果夢(小4)

リモコンと車の2つのマイクロビットを使って、リモコンをかたむけると曲がる車を作りました


審査員コメント:◆同じMicroBitを使い、車とリモコンに同じプログラムを使い、pinを読んで機能を切り替えるなどして、開発しやするするなどアーキテクチャに工夫がある。父親が協力した部分を明記している点も好感が持てる。当初目的とした仕様をうまく実現できなかったとのことだが、その部分を別仕様にした柔軟性もよい。◆目標が高く、試行錯誤が多かったのではないでしょうか?親子がとても良い学びにつながるように思いました。


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


審査委員賞『お掃除ロボXZ36』高木智幸(小2)

前にモップを付けたロボットカーです。


審査員コメント:◆生活に役立つ発想がよい◆もうル◯バはいりませんね!動きがかわいくてずっと見ていたいです。◆掃除をさせるというタスクを、身近な道具と動きにこだわるプログラムを組み合わせるなどとても良い作品作りをしていると思いました。お掃除結果も知りたいところです。


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


審査委員賞『海の魚クイズ』古茂田 遥太(小3)

魚のクイズです。


審査員コメント:◆本人の声入りクイズ、手描きイラストがgood◆知的なクイズで勉強になります。絵もかわいいし、とても完成度が高い作品です。◆絵がいい。配色含めデザイン的に評価できる。


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


審査委員賞『エーリアンゲーム』服部 寿哉(小1)

これはみさいるで、えいりあんをたおすゲームです。


審査員コメント:◆単純な割にゲームバランスがいい。コードも素直でIEでなくedgeでもちゃんと動く。年齢を考えるとすごい。SEがいい味を出している。◆解説を聞くと、プログラムをしっかり理解していてすごいです。将来が楽しみです。


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


審査委員賞『猫のきゅうしつin川』藪 楓(小3)

子猫があなたを待ってます。


審査員コメント:◆とてもよくできています。色が変わるのも当たったことがわかるし、楽しいです。◆矢印キーで親猫を動かすことに夢中になりました◆設定がよいですね。ただちょっと難しいかな。


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


審査委員賞『ピンポンゲーム』津嶋 慶一朗(小2)

マウスかタッチパットで緑の棒を動かしてスコアがどこまで行くか数えてみてください。 赤にボールが触れるとスコアが何点かへります。 赤丸でとまります。


審査員コメント:◆ミニゲームとして遊べますね。途中でボールの色が変わるところもすごいです。◆マルチプロセスでコードをシンプル化している。単純な割にゲームバランスがいい。


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


審査委員賞『ブロック崩し』清水 悠生(小6)

棒を使ってボールを動かし、ブロックを壊すゲームです。


審査員コメント:◆一般的なブロック崩しゲームに自分なりの工夫を入れていてすごいと思いました。楽しかったです。◆なつかしいゲーム


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


審査委員賞『虹の決戦 』高森 大我(小2)

虹のステージで、ドラゴンを倒すゲームです。


審査員コメント:◆ハートでドラゴンを倒すという発想が温かいです。◆ハートで倒すのはやさしい。ハートをもらったドラゴンはどのように変わるのか?など発展して考えると独創的なゲームになりそうですね。


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


審査委員賞『せかいはひとつ』中島 逞翔(小1)

地球のいぬとねこが、宇宙人と一緒にあそぶおはなしです。


審査員コメント:◆心が優しくなれる作品です。◆とても夢がある作品。ゲームではなくアニメーションづくりを丁寧に作ろうとしているところが素晴らしいです。この調子で物語をもっと広げられると良いですね。◆タイトル「せかいはひとつ」がVery Good


副賞:コットンバッグ、文房具セット、図書カード


北区政策提案協働事業 第1回 北区こども プログラミング コンテスト

開催概要

北区の小中学生を対象に、プログラミングを学ぶきっかけ作りや学んだ成果の発表の場として、北区こどもプログラミングコンテストを開催します。

優秀作品発表会

応募作品77作品の中から、優秀作品5作品の紹介と各賞の表彰を行います。
入場無料・どなたでも観覧いただけます。

開催日時

2019年1月27日(日)午後2時より(開場 午後1時30分)

会場

北とぴあ(王子駅前)つつじホール

観覧料

無料 ※当日直接会場へ

『第1回北区こどもプログラミングコンテスト』優秀作品発表会~予告編~

主催

北区教育委員会
NPO法人プログラミング教育研究所

審査委員

東洋大学、女子栄養大学、東京成徳大学、お茶の水女子大学、北区教育委員会

協賛・賞品提供

日本マイクロソフト株式会社、パーソルテクノロジースタッフ株式会社、株式会社なとり、日本ノーベル株式会社

後援

未来の学びコンソーシアム

特別審査委員

坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長
東京大学名誉教授。工学博士。ユビキタス・コンピューティング、IoT(Internet of Things)の先駆けとなる TRON アーキテクチャを提唱。TRON OSは、オープンな組み込みリアルタイムOSとして世界中で多数使われている。 2003 年 紫綬褒章受賞。2017年4月より北区赤羽台に開設された INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長。

審査委員

藤倉 純子 女子栄養大学 栄養学部 教授
栄養学分野へのICTの活用を目指し、ツールの開発(Web版)やテレビ会議システムやSkypeを活用した遠隔交流型食育授業の実践などの研究活動を展開しています。日々、新しい技術に挑戦!です。

石川 正敏 東京成徳大学 経営学部 准教授
専門は、情報システム、データベース、教育工学です。 最近は、ICTを活用した語学学習の支援やフィールドワークの支援に関する研究を行っています。

大﨑 章弘 お茶の水女子大学 特任講師/科学コミュニケーター
早稲田大学理工学術院機械工学科の助手としてヒューマンインタフェースに関する研究教育活動に従事した後、日本科学未来館の科学コミュニケーターとして活躍。ASIMOリーダー、実験工房リーダー他、主にロボット分野の展示企画・実施を担当。2016年4月より現職。工学を背景として理科教育を支援する教材の研究開発を行う。

野間 俊彦 前北区立赤羽台西小学校長
北区教育委員会の研究指定校で、教育現場でのICTの活用やアクティブ・ラーニングを通した主体的な学びの研究と実践を主導。IT教育の第一人者。『Q&Aで語る情報モラル教育の基礎基本』など著書多数。

応募資格

作品の応募期間は終了しました。

北区在住・在学・あるいは北区在所の団体に所属する小中学生
※応募はひとり1作品とします。
※団体や複数人での応募も可能ですが、受賞は代表者のみとなります。

募集内容

プログラムや、プログラミングを使用した作品、あるいはプログラミングを題材にした作品。
※プログラミングの言語やツールなどは問いません。プログラミングをテーマにした感想文などもOKです。

審査基準

創意工夫

各賞・副賞

優秀賞には豪華な副賞をご用意しています。
作品を応募して優秀作品発表会に参加したひとのなかから、100名に努力賞として図書カード500円を贈呈します。

応募方法

ホームページ HTTP://J-CODE.ORGにアカウントを作成して、オンラインで応募ください。
※アカウント作成には保護者のお手続きが必要です。

くわしくは コンテスト応募方法 をご覧ください。

募集期間

2018年10月1日(月)~ 11月11日(日)

コンテスト応募方法

日程

募集期間:2018年10月1日~11月11日
事前審査:11月12日~12月9日(事務局による事前審査)
一次審査:12月10日(審査委員による審査)
優秀作品発表会・最終審査:2019年1月27日
(優秀作品の発表をおこない、そのなかから最優秀賞をえらびます)

募集項目

募集するのは以下の項目です。ホームページで 会員登録をして から、以下の項目を 「さくひん」として登録 します。

※工作物や紙に書かれた作品、パソコンにインストールして動かすプログラムなどは、画像、動画、説明文などを工夫して応募し、作品をアピールしてください。募集項目以外のものをお送りいただいても受け付けできません。
※審査の過程に応じて、事務局から工作物やプログラム実行環境などのご提出をお願いすることがあります。また、優秀作品候補に選ばれた方には、追加で個人情報をお伺いさせていただきます。

会員登録について

会員登録には、保護者のかたのご協力が必要です。
まず、 会員ページ から、「会員登録・パスワード発行」を選んで、保護者の会員登録をしてください。
そのあとで、 会員ページ にサインインし、「子どもの会員カードを追加する」か、「子どもを新規登録する」かのどちらかで、お子さまの会員登録をします。

会員ページ

さくひんの登録とコンテストへの応募

さくひんの登録とコンテストへの応募は、応募者(お子さま)が行います。

会員ページにサインイン して、 さくひんページ 「あたらしい さくひんをつくる」をえらびます。

みんなの さくひんを みる

そのあとに、さくひんの「へんこう」ボタンで画像や説明を登録し、最後に「コンテスト」ボタンで、コンテストに応募します。

あたらしい さくひんをつくる

※この動画では、コードドットオルグ コース1のプレイラボで作ったゲームをさくひん登録して、コンテストに応募するまでの手順を説明しています。

応募さくひんの見本

コンテストに応募した作品は、このようなイメージとなります。

応募さくひんの見本をみる

応募フォームの記入方法は、以下のPDFをみてください。

応募フォームの記入例をみる

応募フォームのくわしい説明

応募フォームには、下記の項目が必要です。記載がない場合は受け付けできない場合があります。下記項目以外に伝えたいことがあれば、自由に追加記載してください。

カテゴリー(コードドットオルグ、マイクロビット、その他)

カテゴリーは、事務局の判断により適宜変更させて頂きます。

さくひんの なまえ

1行の日本語で作品を紹介してください。外国語や記号など、読みにくい名前は避けてください

みじかい せつめい

作品を短く2行~4行程度で紹介してください。

どんな さくひんか

作品の動かし方や作品の長さなど、はじめて作品を見る人向けに、作品の見方を説明してください。 ゲームの場合は、操作方法、主人公は誰か、ゲームの目的、どうなったら終わるのか、などの説明をお願いします。

つくりかた

どのように作ったか、どのような材料や部品をつかったか等、説明してください。 大人が手伝った部分や、市販のキットを用いた部分、書籍やお手本などで参考にしたものがあれば、合わせて記載してください。

くふうしたところ

くふうしたところ、とくにがんばったところ、など、アピールしてください。

さくひんのURL

コード ドット オルグやスクラッチで作った作品、マイクロビットのプログラムなど、ブラウザで見ることができる作品やプログラムは、かならずURLを登録します。登録後に問題なくURLがひらけるか確認してください。重要な審査対象となります。

さくひんの がぞう

どんな作品かがわかる紹介画像を登録します。 画像の登録は必須ではありませんが、作品の良さを伝えるものとして、審査の対象となります。 ※登録時に、自動的に解像度を低く調整しますのでご了承ください。

ユーチューブ動画のURL

どんな作品かがわかる紹介動画をユーチューブに登録し、ユーチューブの動画URLを登録します。 動画の登録は必須ではありませんが、作品の良さを伝えるものとして、審査の対象となります。 なお、動画は2分以内とします。2分以上の動画は、最初の2分間のみ審査対象です。

※ユーチューブ以外の動画は登録できませんので、ご了承ください。

ニックネームと学年

ニックネームと学年も忘れずに記載してください。

著作権と注意事項

応募作品の著作権は、応募者に帰属します。ただし主催者は、応募作品を審査結果の発表や北区政策提案協働事業の宣伝などのために、無償で上映、放送、複製、印刷、展示、編集、主催者ホームページでの使用やソーシャルメディアへの投稿ができることとします。

応募作品は、第三者の著作権などを侵害しないよう注意してください。仮に第三者から著作権、著作隣接権、権利侵害、損害賠償等の主張がなされたとしても、応募者が自らの責任で対処することとし、主催者は一切の責任を負いません。

※応募者が作品を応募した時点で、本注意事項に同意したものとします。